極上の昼食
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夏と言えば、銀座十石ですっかり同じみになりました「三代目 鈴木紀夫」。南蛮味噌のおむすびです。この南蛮味噌は、今ではめずらしい、木桶の味噌でつくられた味噌をベースにつくっています。この木桶の味噌蔵にいってきました。新潟県の岩船というところにあります。味噌蔵のなかは、木の梁がみえます。味噌蔵には、味噌を発酵させる菌がすみついています。建物が古ければ古いほど、良い味噌ができるといわています。あるところで、味噌工場を新設したとき、工場内に味噌をぶちまいたところがあるそうです。菌が建物全体にいきわたっていることは、それだけ大事なのです。
これが、味噌蔵。覗き込んでいるなかに、木桶の味噌桶があるのです。
覗き込んでみると、こんな感じ。これだけ大きな桶ですので、味噌をすくいだすのはクレーンでやります。この桶は少なくても明治前のものらしい。それだけ古い木桶にクレーンですくいだすので、少しぶつかると木くずが混入します。そして、木くずがはいったまま出荷。これを承諾してくれるお客様にのみ出荷。南蛮味噌の生産者鈴木さんは、さまざまな味噌を試した結果、ここの味噌でないといい味がでないと、この木くずを手で濾して使っています。南蛮味噌の人気とともに、その濾す量は、一昨年で5トン。夏の期間だけでこれだけの量をこします。ちなみに、これを機械で濾すと味がかわってしまうのです。濃くがなくなる。不思議なことです。
これは大豆をゆでる釜。最近では、特にこだわった味噌のみにつかっています。薪で火をおこします。
ここには木桶がいくつかあります。これらの木桶はすべて手作り。これだけのものを手作りでできる職人は今はいないそうです。昔は、このあたりには木桶職人がおおくいたそうです。彼らの手は、ものすごく厚かった、といいます。
木桶がまだ一般的だったころ、プラスチックの味噌桶に、味噌業界は大喜びだったそうです。木桶では組み合わせの部分が緩いと、味噌が流れ出てきてしまうことが多々あったそうです。作り手にとって、とてもありがたいものが、世の中にでてきたと思ったそうです。古いものがなくなっていくことは残念なことですが、このあたりも心にとめておきたいことです。
夏の定番、南蛮味噌「三代目 鈴木紀夫」、このような味噌からつくられています。
書き忘れました。この味噌桶のいくつかは、すでにこわれてしまいました。その壊れた桶の木と木との間に、桶の職人の名前が書き込まれてありました。
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